絶対的なリーダーになることだけが正解だった[井戸から出てきた僕が見たもの]
恥ずかしながら僕には、いわゆる社会人経験というものがない
過去の話
大学3年の夏(当時20歳)、僕は親に多大なる迷惑をかけて大学を中退した
辞めた理由は、
- 大学の遊びに飽きた
- 刺激が足りない
- 勉強がおもんない
という逃げの感情のオンパレードの生活の中で、
ギラギラしているマルチ商法のカッコいいボスに出会ったからだ
それから約3年間、怖いくらい無邪気に、無知なまま信じきっていた組織の中で生きていた僕は、確固たる人生のリーダー像が築き上げられていった
成功者が偉く、サラリーマンはレベルが低い
である
このような強い概念を全体に共有することで輪を大きくしていた
今となれば、まあよくある話である
会社崩壊
組織が始まって4年でその会社は倒産した
トップ5人は逮捕、そのうち2人は実刑
僕は人生初の取り調べを1週間も受けることになり、そこから自分の愚かさと、これから人生の第2章が始まることを悟った
とはいったものの、約3年ものの間、雇われを非難し続け現実を生きてこなかった者がすんなり就職することはできなかった
最大の問題はプライドにあった
「自分が1からこんな仕事をしないといけないのか」
「なんでこいつなんかに頭を下げて、、、」
と自分が常に正しいと思っており、
就職もバイトも、仕事が全然続かなかった
世界は広くて綺麗で、そして残酷だった
僕はそれから2年もの間、
何をしても満たされない
心から笑えてない
誰も信じられない
という空虚な時間を過ごした
本当に何をしていたのか思い出せないくらいに
だが、状況は変わる
心の底から信じあえる存在を作れたことで少しずつ状況が変化していった
1番は、世界を知る勇気が生まれたこと
これが何よりも大きかった
様々なSNSを使い、情報をキャッチし、興味のある分野の人にはコンタクトをした
それが少しづつだが身を結ぶように
様々な情報を得ると、自分より進んでいる人がいて、妬んで、勝手にダメージを受けたりもするが、それよりも何もなく時だけ過ぎるのがダントツで怖い
まずはなんでもいいから前に進めて
ずっと笑っときたい